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こんな夜に [雑記]


RCサクセション(忌野清志郎) 雨上がりの夜空に

言わずと知れた名曲というか、名パフォーマンスですね。
1980年の発表、そっか、ワタクシはまだ学生でした。

まったく新しいロックというか、なんというか。
当時話題になっていたYMOとも違う破壊力があり、
ハチャメチャで突っ張っていて、やたら下品なようでいて、
なぜかめっぽう可愛らしいという、清志郎の魅力が全開です。

同世代の方なら、わかっていただけると思うんですが、
清志郎はずっと、やんちゃな兄貴みたいな存在でした。


今はもう、この世にいないことが嘘みたいです。


彼が原発反対の歌を作って、発禁になったことは
知識としては知っていたんですが、いま、その曲を聴くと、
胸が締め付けられます。

忌野清志郎 SUMMER TIME BLUES


「知らないうちに漏れていた♪」

今から20数年前の曲ですが、まさに今の状況を唄っているとしか思えない内容。この曲がテレビやラジオで堂々と流れることは、これからもないのでしょうか?


義捐金として何十億も寄付する財界人?もいるようで、もちろんお金はありがたいし、被災地のために役立つ(ハズ)と思うんですが、今まで20年間、我々は何をやってきたのだろうと。清志郎が仕事を干されるのを覚悟で歌い続けたにも関わらず、我々は何も変えられないどころか、当時は37と唄われている原発が、いま50以上にもなっている日本列島の姿。そして原発事故と、放射能汚染。何百億出しても、もう元に戻らない。


「サッパリわかんねぇ、誰のため?」
「アブねえぞぉ!」


…って、心配・警告されてた通りになってしまいました。


悲しいとか、情けないとか、そういう感情はすでに通り越してしまい…、
今は淡々と、本日の放射線量をチェックする毎日です。
「全国の放射能濃度一覧」

今日は福島第1原発の1号機が、100シーベルト/h 放出。
何があったのか、東電の記者会見でも明らかになってませんが。


私は子供のころ、どうして日本は太平洋戦争を止められなかったんだろう、当時のオトナたちは何をやってたんたろう?」と、単純に疑問に思っていましたが、今の子供たちが大きくなったら、「当時の大人たちは、どうして原発を止めなかったんだろう?」「どうしてこんなに被害が出るまで、後戻りできなかったんだろう?」と疑問に思うに違いないですね。だって今でも、原発推進派が都知事最有力候補なんですから…。


こんな夜に、いろいろ考えます。


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