下呂温泉・湯之島館 [文化財の宿]
『週刊新潮』連載、「文化財に泊まろう」の第2回は、
下呂温泉の湯之島館さんでした。
下呂温泉が現在のような温泉街になった、そもそものきっかけは、
昭和6年、こちらの湯之島館さんが開業したから、と言っても過言ではありません。
この時代の温泉旅館としては規模といい、建築様式といい、画期的な存在です。
由緒正しき日本の伝統と、当時の最先端だったアールデコが見事にコラボしていて、
広い館内を歩き回っても、飽きることがありません。
何しろ敷地面積5万坪、今でも深山幽谷の雰囲気が漂う山の中に、
忽然とたたずんでいる登録有形文化財のお宿さんです。
全体像は、まず湯之島館さんの公式サイトで掴んでいただいて
ワタクシが個人的に大変好きな場所が、家族風呂です。
家族風呂がある場所は洋館部分の1階。こんなモダンなデザインの廊下に面して、
4室のお風呂が、24時間入りたい放題で並んでいます。
それぞれ脱衣室+お風呂、という構成ですが、レイアウトも、デザインも違う。
こんな洋館らしい脱衣室があるかと思えば・・・・・
和室の脱衣室もありまして、和と洋が混在する、湯之島館らしさがあふれています。
思えば昭和初期、日本人のライフスタイルは、まだまだどっちつかずというか、
和装の人もいれば、洋装で洒落てる人もいるし、一般住宅も、お金持ちの方は、
敷地の片隅に洋館を建てたり、温室を作ったりする時代でしたよね。
貸切の家族風呂はこんな感じです(それぞれ風呂のデザインも違いますよ)
こぢんまりしているので、掛け流しの温泉はいつも新鮮。
いや~、下呂温泉の中でも、湯之島館さんのお湯は、特別に心地良いです。
もちろん、展望大浴場と露天風呂もありますよ。
ぜひ、公式サイトのページ をご覧ください。
忘れてならないのは、眺望の素晴らしさでしょうね。
眼下に広がる下呂温泉の街並み。
喫茶「樹庭」から見た本館外観
こんなすごいところに、今でも泊まれるの?と思ってしまうほど、
文化財的価値が高いお宿だと思います。
お部屋は古い本館もあれば、新館もありますので、お好みで・・・。
すべて私が取材の合間に資料用として撮影している画像なので、
湯之島館さん本来の魅力をお伝えするには、あまりにも拙いので恐縮ですが、
下呂温泉にお出かけの際は、ぜひ一度お訪ねください
昭和初期の日本人は、スゴイもの作ってたんだなーーーー!と、
改めて感動できると思います。
で、とにかく広いのと、建築物が複雑に結合しているので、
迷子にならないようにお気を付けて・・・。
それから、以下は個人的なお知らせですが・・・・
facebookにてコミュニティ「文化財の宿」を開帳(?)してみました。
まだまだ試験運用の段階ですが、一応、ワタクシが事務局となります。
『週刊新潮』誌上で掲載させていただいたお宿さんとリンクする形で、
情報交換や発信に、何かしらお役に立てればと思います。
ご興味のある方はのぞいてみてください。
「文化財の宿」facebook
まだまだfacebookの使い方が理解しきれていない部分もありまして、
何かご意見なり、ご指摘なり、いただければ幸いです。
こちらのブログでも、出来る限り早く、連載第3回、第4回、第5回のお宿さんを
ご紹介していきたいと思っております・・・(どんだけ溜めてんだか)
突然おじゃまします。
皆さんのOWSのブログを読ませていただいていて、たどり着きました。
南伊豆の大会に昨年は行けなかったのですが、今年は行けるといいな~と思っていますが・・・・未定です(汗)
泳がれていても、声や音楽が届いていること・・・
モーリー来年はこないかな~とうれしいお言葉。
今年、頑張る元気をいただきました。
ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
どこかの海で会いましょう!!!
by モーリー (2013-02-01 23:57)
モーリー様
よくぞここまでたどり着いてくださいました<(_ _)>
そしてコメントありがとうございます。
OWSと、モーリーさんのMCと音楽は、私の中では潮風と海水とともに
しっかりと結びついていて、代替がきかないのです(笑)
昨年の南伊豆で、それがよくわかりました。
波に翻弄されながら、モーリーさんの声にどれだけ励まされたかわかりません。
今年もどこかの海で、お会いできることを期待しています!!
by ふりすく (2013-02-02 12:58)